荷物が多い日より、「不在が多そうな日」の方が難しい。
個数だけでは、一日の難しさは決まらない。
朝、荷物を見て「今日は大変そうだな」と思う日はあります。単純に荷物が多い日ももちろん大変です。でも僕の場合、個数だけで一日の難しさを判断しているわけではありません。
荷物が多くても在宅が多ければ、一件届けるたびに荷台は空いていきます。むしろ「今日は不在が多そうだな」と感じる日の方が、組み立てが難しくなることがあります。
居ないと思っても、一度は行く。
長く同じエリアを回っていると、「この時間はたぶん不在だろう」と分かるお宅もあります。それでも僕は基本的に一度は行きます。
不在なら不在票を入れる。当日再配達の依頼が入れば、その時間にもう一度届けに行けます。依頼が入らなくても、「このお宅はこの時間なら在宅していることが多い」という自分の中に蓄積された情報を参考に、もう一度回ることがあります。
地図には載っていない情報が増えていく。
同じエリアを長く走っていると、住所や地図だけでは分からない情報が少しずつ頭に残ります。「ここは夜の方が届けやすい」といった在宅傾向も、そのひとつです。
もちろん毎回その通りになるわけではありません。それでも、その日の状況を判断する材料にはなります。こうした経験の積み重ねも、配送員の仕事の一部だと思っています。
発売日ならではの難しさもある。
人気アーティストのCD発売日など、似た荷物が一気に増える日があります。僕の経験では、こうした荷物は時間指定がないものも多い。
ファンにとっては待ちに待った発売日ですが、配送する側から見ると、行ってみないと在宅しているか分からない荷物が一気に増える日でもあります。こういう日は、単純な個数以上に一日の組み立てが難しくなります。
その日に落とせる荷物は、その日に落とす。
僕が配送するときに決めていることがあります。「その日に落とせる荷物は、その日に落とす」。
一度不在だったから終わりではなく、その日のうちに届けられる可能性があるなら、できる範囲でもう一度動く。もちろん、すべてが届けられるわけではありません。
それでも、今日届けられるものをできるだけ今日届ける。それが僕の配送スタイルです。毎日条件が違うからこそ、「今日はどうやって落とし切ろうか」と今でも毎日考えています。
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