僕にとって配送は、身体を使った「攻略ゲーム」だった。
もともと、ゲームが好きだった。
僕は小さい頃からゲームが好きでした。ゲームをしていると、「どうすれば効率よく進められるか」「この状況なら次に何をするか」を自然に考えます。
配送をしているときも似ています。「この家はこの時間なら在宅していそう」「朝の時間指定はこの数だから、指定なしを先に回っても間に合う」「そろそろ指定を優先しよう」。ルートも荷台の積み方も考えます。
配送は、ただ順番に届けるだけじゃない。
どの順番で回れば効率がいいのか。どの荷物を先に持っていくのか。時間指定へ切り替えるタイミングはいつか。毎日、細かい判断の連続です。
僕にとって配送は、身体を使ってプレイする攻略ゲームのような感覚があります。
でも、これは現実世界のゲーム。
もちろん、本当のゲームとは決定的に違います。実際の道路を走り、実際のお客様の荷物を預かっています。
誤配しないように細心の注意を払い、時間指定を守り、事故にも気をつける。体力も頭も使います。きちんと仕事をしていても、思いがけないクレームを受けることもあります。失敗してリセットボタンを押せる世界ではありません。
だったら、経験値があってもいい。
そんな仕事を続けながら思いました。「これだけ毎日攻略しているなら、経験値があってもいいんじゃないか」。
そこでDELIPITでは1配完=1EXPにしました。今日200個届ければ200EXP。それを続ければ、自分がこれまで届けてきた数が経験値として積み上がっていきます。
比べる相手は、過去の自分。
誰かより多く配ったから偉い、という仕組みにしたかったわけではありません。速さを競うゲームにもしたくありませんでした。現実の配送で無理な競争をすれば、安全とは逆方向へ行く可能性があるからです。
だから比べる相手は、基本的に過去の自分。今日も少し積み上がったと思えること。現実の仕事だからこそ、少しくらい楽しめる仕組みがあってもいい。それがDELIPITにGAME SYSTEMを入れた理由です。
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