DRIVER NOTE #01
売上を確認するために記録していたら、自分がやってきた仕事が見えてきた。
最初は、売上を確認するためだった。
配送の数字を記録し始めた一番の理由は、売上の確認と実際の入金チェックでした。最初は紙やメモのような形で残していましたが、あとから見返したり月単位でまとめたりするには、さすがに管理しづらい。そこで自分用のGoogleスプレッドシートを作りました。
当時は配完数そのものを残すことより、「今月はいくらになっているか」「自分の計算と実際の入金が合っているか」を確認することの方が大きな目的でした。
スプレッドシートでも、毎日の入力は少し面倒だった。
自分で作ったものなので、必要な計算はできました。自分用としては割と満足していました。
ただ、配送の仕事が終わってから毎日セルを選び、数字を入力し、見たい情報がある場所まで辿る作業は少し面倒でした。現場で毎日使うものだからこそ、もっと手軽に入力できて、見たい数字がすぐ見える方がいい。そんな感覚は少しずつ強くなっていきました。
「え?俺こんだけやったの?」
あるとき、売上を見るために残していた記録から累計の配完数を見ました。そこで出てきた感想が、「え?俺こんだけやったの?」でした。
毎日の仕事では、その日の荷物を届けて終われば次の日が来ます。200個配っても、翌日にはまた新しい荷物がある。だから一日一日の仕事は流れていきやすい。でも数字を積み上げてみると、自分が思っていた以上の数を届けてきたことが見えました。
記録は、過去の自分を残してくれる。
そのときから、記録は売上を確認するためだけのものではなくなりました。売上のために入力していた数字が、自分がやってきた仕事そのものにも見えるようになったからです。
いつもの仕事を記録したら、いつの間にか自分がやってきたことまで見えるようになっていた。DELIPITの原点には、この感覚があります。
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